あなたは、上司によく仕事を頼まれますか?

働いている時に、
上司に頼まれごとをされたとします。


美容師の場合、例えば
「 朝、お客様の結婚式のセットアップがあるから、準備をしておいてもらえる?」




A君と、B君に同じことを頼みました。



A君は、
セットアップに使うアイロンとピンの入った
箱をワゴンに置いておきました。




B君は、
A君と同じ用意と、席に膝掛けと、雑誌を並べ、雑誌が読みやすくクッションも置きました。たまに、そのスタイリストが使うホットカーラーの用意をするかどうかを聞きました。


そして、
当日、ピンケースを開けて、いざ仕事をしようとすると、
A君のピンケースにはゴムが入っておらず、ピンもバラバラでした。
B君のピンケースには、整然と並べられたピンとゴムが使いやすいようにしてありました。



あなたは、A君、B君のどちらに、
次回、大切な仕事をお願いしますか?



もちろん、B君と答えるでしょう。



ですが、実際に仕事をしていて、
B君のようにきめ細かい仕事ができる人は
少数派だと思います。




では、
なぜA君のような仕事をする人が多いのか?


なぜ、B君は仕事ができるのか?



それは、B君に当事者意識があるからです。


当事者意識とは、その人の立場になり考えて
行動ができる意識のことを言います。


例えば、
先ほどの準備のことで、
A君は、頼まれた仕事を最低限のマニュアルどうりにセットアップの用意をしました。
ピンケースの中身も確認せず、そのまま置いただけです。


もし、自分で使う時、絶対に中身を見て
ピンがしっかり入っているか確認するはずです。


A君は、上司の立場に立たずに言われたことをただこなしたに過ぎません。
これは、当事者意識がないことになります。


上司は、A君に次回は仕事を頼みたくないと
思うはずです。


逆に、B君はセットアップの準備は完璧にして、さらにお客様目線で考え、お客様が過ごしやすいように考え、雑誌や膝掛けを用意し、万が一、上司が使う可能性のある道具が必要かどうかも確認しました。


B君には、当事者意識があるので、スタイリストとお客様の2人の立場に自分が立ち、考えることができたのです。



アシスタントのうちに当事者意識があると、スタイリストになってからも、お客様や他のスタッフの立場に立ち、気の利いた提案や施術ができ、かゆいところに手が届く、売れっ子スタイリストになれます。


アシスタントはもちろん、すべてのスタッフが当事者意識を持ち、何事も取り組めたら、
強い組織ができると思います。


問題なのは、A君は当事者意識がないことを
気がつかないケースが多いということです。
あとで、指導したとしても、自分がその人の立場になり考えて動くことができないので、
また、同じことを何度も繰り返すことになります。


自分で、自発的に気がつき、考え行動することができなければ、当事者意識を持つことは難しいと思います。



解決方は少し長くなるので、また改めて書かせていただきます。

まず自分がしっかりと当事者意識を持ち
仕事や、生活ができているのかを考えると、
普段の行動が変わると思います。



僕自身も、しっかりと当事者意識を持ち
何事にも取り組んでいたいと思いますし、
DECOのすべてのスタッフが持つことができるような組織を創りたいです。



GWまだまだ続きますが、火曜日もDECOは営業してますので、是非、髪を切りにいらして
くださいね!

よろしくお願いいたします。

では、では、

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デコノクレ

渋谷神南で美容室DECOを営む クレヒトシの少し変わった日常をお届けいたします。 髪を切れば人生が変わります。 是非、ご相談ください。