僕が、アシスタント時代によく言われたことがある。
「下のアシスタントが意見を言えないサロンはダメなサロンだから、どんどん意見を言えよ。」
僕が勤めていた大きなサロンでは、1番上のトップの方が、全体のミーティング前に、毎回この言葉を僕たち1番下のアシスタントに言ってくださっていた。
おかげで、僕ら駆け出しのアシスタントでさえ、60人近くいる大きなサロンで意見を言い、そして度々、僕たちのやり易い方法をお店に取り入れてもらい、まだ出来たばかりのサロンだったから、色々とルールを創らせてもらえていた。
自分達で決めたルールだから、はりきってやっていたし、毎日ミーティングを重ねて、改善をしながら、よりよくしていこうとしていた。
とても、貴重な経験を積ませていただいたなと、今では感謝しかないです。
あれから、17年の時は経ち、僕は自分のお店をオープンして5年半となる。
思い返してみると、1番下のアシスタントがお店のことで意見を言い、お店のルールが変わったことてあるかな?と。
残念なことに、ルールが変わったことは数えるほどしかない。ほとんどが、上の人間が今までの経験を元にルールを決めていることに
気がついた。
いつの間にか、風通しの悪いサロンにいつの間にか、なってしまっていた。
僕は、美容室を始める時に、心に誓ったことがある。
自分がアシスタント時代、スタイリストになってからも、自分がやられて嫌だったことは、やらないようにしようと。
ミーティングの時、下のアシスタントはほとんど何も意見を言わない。いや、言えない環境なのだ。
これでは、良いサロンなんかになるわけがない。
今回、あるアシスタントが声を上げてくれた。今までなんとなくやっていたことが、とんでもなく非効率で、くだらない決まりごとだったことに気がついた。
すぐに対策を取り、ルールを変えた。
僕は、忘れていた言葉を思い出した。
「下のアシスタントが意見を言えないような、サロンはダメなサロンだ。」
今一度、全てのお店のシステム、決まりごと、ルールが果たして正しいのか、スタッフ全員が働きやすい環境なのかを、しっかりと考えるつもりです。
スタッフが幸せで笑顔で働けないお店が、
お客様の幸せや笑顔を創れるわけがない。
スタッフが幸せでキラキラ輝けるような、
サロンを目指して頑張っていきたいです。
スタッフ全員で、お店の環境が良くなるように努めていこうと思います。
では、では、
デコノクレ
渋谷神南で美容室DECOを営む クレヒトシの少し変わった日常をお届けいたします。 髪を切れば人生が変わります。 是非、ご相談ください。
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